コーヒーと恋愛 獅子文六 読書感想

昼から外は嵐です。

こんな日は、あたたかくして読書の日曜日の午後です。

 

獅子文六の「コーヒーと恋愛」を読みました。

コーヒーを淹れさせたらピカイチの主人公モエ子と、コーヒーを飲むことにたける夫の勉君。

しかし、ある日のコーヒーはまずい。

その理由に何だか納得してしまいました。

夫の勉君は他所に思いを寄せる女性がいて、姉さん女房の主人公モエ子はその女性を知っていたのです。

そして、その女性の事を考えながらいつものようにコーヒーを淹れた。

手順も何もかも同じでも、思い、でコーヒーがまずくなる。

なんか解りますよね。

51年前の作品で、テレビがまだまだ新しい時代の話ですが、読んでいて古臭くありませんでした。

昭和レトロが流行っている今こそ、ドラマ化か映画化されたら観たいな、と思いました。

コーヒーの香りがしてきそうな本です。

女性がとても快活に描かれていて、読み終わった時にすがすがしい気持ちになりました。

コーヒーと恋愛